
転勤が決まった、住み替え先が決まっている、資金が必要な事情がある。理由はさまざまですが、「とにかく早く売りたい」というご相談は、私たちgritにも一定数あります。
通常の売却活動は、時間をかけて良い条件の買主を探すことを前提にしています。ただ、時間的な制約がある場合は、進め方そのものを変える必要があります。この記事では、早く売りたい場合の選択肢と、その際に押さえておきたい注意点をお伝えします。
「仲介」と「買取」、2つの選択肢
仲介:時間はかかるが、価格を重視できる
通常の売却方法です。不動産会社が買主を探し、市場価格に近い金額での売却を目指します。買主が見つかるまでの期間は物件や条件によって変わるため、確実に「いつまでに売れる」と約束できるものではありません。
買取:早いが、価格は仲介より低くなりやすい
不動産会社が直接買主となる方法です。買主を探す期間が不要なため、短期間での売却が可能になります。一方で、買取会社は買い取った物件を再販して利益を得る仕組みのため、査定額は仲介での想定価格より低くなるのが一般的です。「早さ」と「価格」はトレードオフの関係にあると考えていただくのが分かりやすいと思います。
「仲介」でも早期売却を目指す方法
時間に制約がありつつも、できるだけ価格を確保したいという場合、仲介のまま期間を区切って進める方法もあります。例えば、「まず○ヶ月は仲介で売却活動を行い、期限までに決まらなければ買取に切り替える」という進め方です。この方法であれば、価格を重視しつつ、最終的な期限も守ることができます。
また、価格設定を市場相場よりやや抑えめにすることで、通常より早く買主が見つかる可能性を高めることもできます。ただし、相場から大きく外れた安値にする必要はなく、査定額の根拠を確認しながら、適切な範囲で調整することが大切です。査定額の考え方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
一括査定サイトのカラクリ|査定額が高い会社=良い会社ではない理由
「いつまでに、いくらで売れそうか知りたい」という段階でも大丈夫です。仲介と買取、両方の見通しを一緒に確認することもできます。
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早期売却で気をつけたいポイント
「早さ」を理由に、査定額の根拠を確認しないまま決めない
急いでいるときほど、提示された金額をそのまま受け入れたくなる気持ちは理解できます。ただ、買取の場合も、複数の会社に査定を依頼して比較することをおすすめします。買取であっても、会社によって提示額に差が出ることがあります。
引き渡し時期の希望は、早めに明確に伝える
「いつまでに引き渡したいか」という希望は、不動産会社にできるだけ早く、具体的に伝えてください。仲介の場合、買主側の住宅ローン審査や引っ越しの都合もあるため、希望の時期に間に合わせるには、逆算した動き方が必要になります。
住宅ローンが残っている場合は、金融機関にも早めに連絡
売却によってローンを完済する予定がある場合、金融機関側の手続き(抵当権抹消など)にも一定の時間がかかります。売却のスケジュールが決まったら、早い段階で金融機関にも連絡しておくと、直前になって慌てることを防げます。
まとめ|「早さ」の中身を一緒に整理しましょう
「とにかく早く売りたい」という気持ちの背景には、それぞれのご事情があります。仲介と買取、どちらが合うかは、「どれくらいの期間で」「どの程度価格を重視するか」によって変わってきます。
まずは、ご希望の時期と、価格に対する考え方を整理するところから始めていただければと思います。私たちgritは、急いでいる場合でも、押し売りのような進め方はしません。選択肢を整理しながら、一緒に考えさせてください。
売却の流れ全体については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
売却の流れを徹底解説|相談から引き渡しまでのステップ
